ライフジャケットは必ず着る
堤防や磯から落ちたとき、服を着たままでは思うように泳げません。波や流れがあればなおさらです。ライフジャケットを着ていれば、体が浮いて呼吸を確保でき、救助を待つ時間をかせげます。
- 固定式(浮力体が入ったベスト型): 水に落ちたらすぐ浮く。磯やテトラなど転倒しやすい場所に向いています
- 膨張式(腰巻き・肩掛け型): 軽くて動きやすい。水を感知したりヒモを引いたりしてふくらむタイプ。ボンベなどの点検が必要です
- 国の安全基準に適合したものには、国土交通省の型式承認を示す「桜マーク」がついています。選ぶときの目安になります
着用が法律で義務づけられているのは、主に小型船舶(プレジャーボートや釣り船など)に乗る場合です。小型船舶では、原則として乗船者のライフジャケット着用が義務になっており、桜マーク付きのものが求められます。細かな条件は船の種類や乗る場所で変わるため、乗船前に船長や国土交通省の案内で確認してください。陸からの釣りは一律の義務ではありませんが、着用を強くおすすめします。
立入禁止の場所には入らない
「立入禁止」「釣り禁止」の看板やフェンスがある場所は、足場が崩れている、高波をかぶる、船の荷役作業をしているなどの理由で閉じられています。
- フェンスや柵を乗り越えない、すき間から入らない
- 夜間だけ立入禁止、期間限定で閉鎖という場所もあるので、看板の時間や期間も確認する
- 漁港では漁船の出入りや作業が優先。網・ロープ・漁具の近くでは釣らない
- テトラや磯は、乗れる場所でも無理をしない。すき間への転落は大きな事故につながります
マナー違反や事故が続いて「釣り禁止」になった釣り場は少なくありません。決まりを守ることが、釣り場を残すことにつながります。
天気・風・波を出かける前に確認
海の事故の多くは、天気の急変や高波で起きています。出発前に天気予報・風・波の高さを確認し、少しでも不安があれば中止しましょう。
- 風が強い日、波が高い日、台風の前後のうねりがある日は無理をしない(目安は風と波の目安)
- 雷の予報や雷鳴が聞こえたら、竿をたたんですぐに建物や車へ避難する
- 磯では潮が満ちて帰り道がなくなることも。満潮の時刻を確認する(潮回りの見方)
- 夏は熱中症、冬は低体温に注意。水分・日よけ・防寒具を用意する
服装と持ち物の安全対策
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| 滑りにくい靴 | 濡れた堤防やコケのついた場所は非常に滑りやすい。磯ではスパイクやフェルト底 |
| 帽子・偏光グラス | 日差し対策と、投げた針から目を守るため |
| 手袋・魚つかみ | ヒレのトゲや毒のある魚から手を守る |
| ヘッドライト | 夜釣りや朝マズメの暗い時間の足元確認に |
| スマートフォン(防水) | 緊急時の連絡用。充電を十分にしておく |
釣れた魚の中には、ヒレやトゲに毒をもつゴンズイやアカエイ、食べてはいけないクサフグなどのフグ類、背ビレのトゲが鋭いカサゴやアイゴもいます。わからない魚は素手でさわらないようにしましょう(釣れる危険な魚)。
投げるとき・周りの人への配慮
- 投げる前に後ろと左右を振り返り、人がいないか確認する
- 隣の人と十分に間隔をあける。後から来たときは「隣いいですか」と声をかける
- 通路をふさがない。竿やクーラーボックスを広げすぎない
- 夜はライトで海面や人の顔を照らしすぎない
ゴミと釣り場のルール
釣り糸・針・エサの袋は、鳥や海の生き物にからまる原因になります。ゴミはすべて持ち帰り、まき餌で汚した場所は水で流してから帰りましょう。
- 小さすぎる魚や食べない魚は、なるべく早く海に返す
- 地域によっては、魚の大きさや漁具、採ってはいけない貝・エビなどのルール(漁業権・漁業調整規則)があります。現地の案内に従ってください
- 駐車禁止の場所や漁港の作業スペースに車を止めない
海で事故を見かけたら海上保安庁の「118番」へ。子ども連れの釣りでは、子どもにも必ずライフジャケットを着せ、目を離さないようにしましょう。
よくある質問
- 堤防で釣りをするときもライフジャケットは義務?
- 陸の堤防や磯での釣りに、一律に着用を義務づける法律はないのが一般的です。ただし釣り施設や管理者が着用をルールにしている場所もあります。法的な義務がなくても、海に落ちたときに命を守るものなので、岸からの釣りでも着用をおすすめします。
- 立入禁止の堤防で釣りをするとどうなる?
- 立入禁止の場所は、危険があったり港の作業のために閉じられていたりします。入ると事故の危険が高いだけでなく、管理者から注意を受けたり、法令や条例に触れたりする場合があります。また、ルールを守らない人が増えると釣り場そのものが閉鎖される原因になります。
- 海で事故を見かけたら、どこに連絡する?
- 海での事件・事故は海上保安庁の緊急通報用電話番号「118番」に連絡します。陸でのケガや急病は119番です。自分で海に飛び込んで助けに行くのは二次被害の危険があるため、浮くものを投げて通報するのが基本です。
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