
まず覚える3つのポイント
- 1段差
足元の先のマウンドの肩や、岸壁の前の深み。かけあがりに魚がつきやすい場所です。
- 2すき間
消波ブロックや裏込め石・根固め石のすき間は、根魚のすみかになりやすい場所です。
- 3付着物と影
壁のイガイ・カキや桟橋の杭と日陰は、小魚やエサが集まりやすい場所です。
防波堤は「石の山の上の箱」

- 基礎捨石マウンド
海底に石を積んで作る土台の山。防波堤の重さを支え、海底がえぐれるのを防ぎます。
- ケーソン
中に砂などを詰めたコンクリートの箱。これを並べて防波堤の本体にします。
- 上部工
ケーソンの上にのせるコンクリート。釣り人が歩くのはこの上です。
- 消波ブロック
外海側に積んで波の力を弱めるブロック。テトラポッドとも呼ばれます。
防波堤の作りは場所によって違います。ここで紹介するのは代表的な例です。
マウンドの肩・すそ(見えない段差)

- 1足元から少し先
ケーソンの前には石の山の肩が張り出していて、ここから急に深くなります。
- 2オモリで探る
投げて底をとるとコツコツと石に当たる場所が肩やすその目安になります。
- 3かけあがりを通す
肩からすそへの斜面に沿って仕掛けを通すと、魚に出会いやすいと考えられます。
石の山は根掛かりしやすい場所でもあります。予備の仕掛けを多めに持っていきましょう。
消波ブロックは根魚のマンション

- 大小のすき間
ブロックを積むと中にすき間ができ、カサゴやメバルなどの根魚が隠れやすくなります。
- 波が弱い
ブロックの中は波の力が弱まるので、小さな魚やエビ・カニもすみやすい場所です。
- 穴釣りの好ポイント
すき間に仕掛けを落とす穴釣りで狙えます。足場が悪いので安全第一で。
ケーソンの継ぎ目と壁

- 継ぎ目(目地)
箱と箱の間の継ぎ目は、潮が当たって流れがよれ、エサがたまりやすい場所です。
- 壁の付着物
壁一面に付くイガイ・カキ・フジツボは、クロダイやカワハギのエサになります。
- 壁際を探る
壁ぎりぎりにエサを落とすヘチ釣りや落とし込みで狙われる場所です。
埋め立て地の岸壁(鋼矢板)

- 鉄の板の壁
鋼矢板という鉄の板を打ち込んで壁にし、陸側からタイロッドで引っぱって支える作りがあります。
- 前は深い
船が着けるように、岸壁の前は深く掘られていることが多く、足元から水深があります。
- 壁の凸凹
波形の壁の凸凹と貝が、魚の隠れ場所やエサ場になると考えられます。
石張り護岸と桟橋

- 張り石と裏込め石
石畳に見える斜めの護岸は、表面の張り石の裏に裏込め石が詰めてあります。
- 根固め石
護岸のすそには崩れ止めの根固め石。この石の帯が根魚のすみかになりやすい場所です。
- 桟橋の下
杭で支える桟橋の下は一日中日陰。杭に貝が付き、夜は常夜灯の明暗ができます(下の図)。
桟橋の下は日陰と柱の森

- 1日陰
デッキの下は一日中日陰になり、小魚が身を隠しやすい場所です。
- 2杭
杭に付いた貝や海藻にエサが集まり、杭のまわりに魚がつきやすくなります。
- 3常夜灯の明暗
夜は常夜灯の明るい所と暗い所の境目が、シーバスやアジのねらい目です。
よくある失敗と対策
足元ばかり狙う
肩やすその段差は足元の少し先にあります。少し投げて底の変化を探しましょう。
根掛かりで場所を変える
根掛かりする場所は魚の家でもあります。仕掛けを軽くするなど工夫してみましょう。
消波ブロックの上や岸壁の際は転落の危険があります。ライフジャケットを着用し、工事中の場所や立入禁止の岸壁には入らないでください。
釣りの安全対策をくわしく →よくある質問
- 防波堤の海の中はどうなっていますか?
- 代表的な防波堤は、海底に石を積んだ基礎捨石マウンドの上に、コンクリートの箱(ケーソン)を据えた作りです。外海側には消波ブロックが積まれ、足元の少し先には石の山の肩が張り出しています。
- 防波堤で魚がつきやすい場所は?
- マウンドの肩やすその段差、消波ブロックや根固め石のすき間、ケーソンの継ぎ目、壁に付いた貝のまわり、桟橋の杭と日陰などが、魚がつきやすい場所と考えられます。
- 岸壁の前はなぜ深いのですか?
- 船が着けるように、岸壁の前の海底を掘って深くしてある(浚渫)ことが多いためです。足元から水深があるので、壁際を狙う釣りに向いています。
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