ブリ(イナダ・ワラサ)釣り方・釣れる時期・見分け方

Seriola quinqueradiata

回遊魚・青物

ブリとは、アジ科に属する魚です。主な生息場所は「沿岸〜沖合の中層、季節回遊魚」。大きさは40cm前後で、大きいものは80cmほどになります。

地方名・別名ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ(関東)、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ(関西)出世魚とは魚の地方名一覧

ブリ(イナダ・ワラサ)のイラスト(特徴を強調した図)

釣れる時期

釣れる時期6〜1月
最盛期9〜11月

関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。

9月に釣れる魚10月に釣れる魚11月に釣れる魚

図解で攻略:ブリ(イナダ・ワラサ)の釣り方

サイズで呼び名が変わる出世魚。堤防からは「ハマチ・ツバス・イナダ」クラスが秋に狙いやすく、強い引きが魅力の青物の代表です。

1ブリ(イナダ・ワラサ)はどこにいる?キーワードは「潮通し」と「エサの小魚」

堤防の先端 潮目 鳥山・ナブラの下 エサの小魚を追って回遊
  1. 潮通しのいい堤防の先端・沖向き

    回遊してくる魚。潮がよく流れる場所ほど通り道になりやすい

  2. ベイト(エサの小魚)がいる場所

    イワシ・アジ・サヨリが群れていたらチャンス。サビキで小アジが釣れていたら要注目

  3. 鳥山・ナブラ・潮目

    海鳥が群がる、水面がバシャバシャ騒ぐ(ナブラ)。真下に群れがいることが多い

群れが入ると一気に釣れて、抜けると静かになる。釣れている間に手返しよく。

2釣れる時期と時間帯

秋 9〜11月本番小魚を追って岸寄り。数も型もいちばん
初夏 5〜7月地域によって回遊あり。ツバス〜ハマチ級
冬 12月〜大型水温が下がると沖へ。大型のチャンスも
真夏 7〜8月日中は渋め。朝夕に絞るのがおすすめ
朝マヅメ最大の好機夜明け前後の1〜2時間が勝負。暗いうちから準備
日中群れ次第群れが入れば釣れる。鳥山・ナブラを探す
夕マヅメ好機日没前後にもう一度チャンス
潮動く時潮が動き出す・よく流れる時間に回ってきやすい

ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ(関西)、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ(関東)と呼び名が変わる出世魚

3ブリ(イナダ・ワラサ)の釣り方基本は「ショアジギング」

  1. 1遠投潮目・ナブラの向こうへ投げる
  2. 2着底底まで沈めて糸ふけを取る
  3. 3ジャーク竿をシャクりながらテンポよく巻く
  4. 4早巻き足元まで追わせる
  1. ショアジギング

    メタルジグ20〜40g。底から中層、表層までまんべんなく探る

    ロッド 9.6〜10ft MPE1〜1.5号リーダー5〜8号
  2. 泳がせ釣り

    サビキで釣った小アジを生きエサに。ウキや仕掛けを流して待つ

  3. カゴ釣り・トップ

    カゴ釣りはオキアミで寄せて遠投。ナブラが出たらペンシル・ポッパーで水面を

4釣果が変わる5つのコツ

  1. ベイトの色・大きさに合わせる

    イワシなら細身のシルバー。エサの小魚にジグを寄せる

  2. 反応がなければ「層」を変える

    底→中層→表層と探る深さを変えて、当たる層を見つける

  3. ドラグは事前に調整

    引きが強く走る魚。きつすぎると糸が切れる。かけたら慌てず巻く

  4. タモ(網)は必須

    抜き上げは口が切れて落としやすい。足元で必ずタモ入れ

  5. 釣ったらすぐ血抜き

    身が傷みやすい魚。エラを切って血抜き→氷で味が大きく変わる

釣れる時期・時間は地域や年によって変わります。目安として参考にしてください。

ブリが釣れる釣り方

泳がせ釣り遠投カゴ釣りショアジギング

やり方・道具・コツを図解した「釣り方入門」へ。

ブリの見分け方

背中が青く、口から尾まで黄色い線が1本

よく似た魚との違い(ブリ・ヒラマサ・カンパチ)

  • ブリ(イナダ・ワラサ)黄色い線がぼんやり。上あごの後ろの角が角ばっている
  • ヒラマサ黄色い線がくっきり。上あごの後ろの角が丸く、体がやや平たい
  • カンパチ目の上から斜めに「八」の字の黒い帯。体がやや赤みを帯びる

黄色の点線の円が、見分けの決め手になる場所です。色や模様は個体や大きさで変わることがあります。

ブリ・ヒラマサ・カンパチの見分け方をくわしく見る →

ブリの食べ方・おいしい料理

脂が多くうま味が濃い。冬の寒ブリが有名

  • 刺身
  • 照り焼き
  • ぶりしゃぶ
  • ぶり大根

大型は血抜きをしっかりすると臭みが出にくくなります。若魚(ハマチ・イナダ)はさっぱりした味です。

味や旬は地域・季節・個体で変わります。釣った魚はすぐ冷やし、毒や寄生虫の注意がある魚は特に気をつけてください。 締め方・血抜き・さばき方も参考に。

ブリの基本データ

分類
スズキ目 アジ科
大きさ
よく釣れるのは40cm前後、80cmを超えると大型
寿命
6〜10年
産卵期
4〜7月
生息場所
沿岸〜沖合の中層、季節回遊魚
好むエサ
小魚、甲殻類
地方名・別名
ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ(関東)、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ(関西)

寿命・産卵期・大きさは資料による目安で、地域や個体で差があります。

ブリの豆知識

  • ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと成長で呼び名が変わる「出世魚」の代表格。
  • 地域によって呼び名やサイズの区切りが異なり、関西では「ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ」と呼ぶことも。
  • 回遊コースにあたる定置網漁でまとまって水揚げされることが多い。
  • 冬場の「寒ブリ」は脂の乗りが特に良く、刺身や照り焼きで人気。
  • ルアーフィッシングでは強烈な引きが味わえる人気の青物ターゲット。

ブリのよくある質問

ブリはいつ釣れますか?
6〜1月に釣れます。最盛期は9〜11月です。関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。
ブリはどこにいますか?
沿岸〜沖合の中層、季節回遊魚にいます。キーワードは「潮通し」と「エサの小魚」。
ブリはどうやって食べるとおいしいですか?
脂が多くうま味が濃い。冬の寒ブリが有名。刺身・照り焼き・ぶりしゃぶなどがおすすめです。大型は血抜きをしっかりすると臭みが出にくくなります。若魚(ハマチ・イナダ)はさっぱりした味です。
ブリの地方名は?
ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ(関東)、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ(関西)などと呼ばれます。地域によって呼び方が違います。