カツオ釣り方・釣れる時期・見分け方
Katsuwonus pelamis
カツオとは、サバ科に属する魚です。主な生息場所は「外洋の表層を大群で高速回遊」。大きさは50cm前後で、大きいものは80cmほどになります。
地方名・別名ホンガツオ、マガツオ魚の地方名一覧
釣れる時期
図解で攻略:カツオの釣り方
外洋の表層を大群で高速回遊する青物。初夏の「初ガツオ」から秋の「戻りガツオ」まで、主に船から狙う夏の人気ターゲット。
1カツオはどこにいる?キーワードは「黒潮」と「鳥山」
- 沖の表層・潮目
黒潮に乗って回遊する魚。潮目や水色の変わり目に群れが付きやすい
- 鳥山・ナブラ
海鳥が群がり水面が騒ぐ下に群れがいることが多い
- 流れ藻・漂流物
小魚が集まる流れ藻の下に群れが寄ることもある
岸から狙える場所はごく一部。基本は遊漁船で沖へ出る釣り。
2釣れる時期と時間帯
| 朝イチ | 最大の好機 | 群れの活性が高い時間。最初の流しを大切に |
|---|---|---|
| 日中 | 群れ次第 | 鳥山・ナブラが出れば一気に釣れる |
| 潮目ができた時 | 好機 | 潮がぶつかる潮目に群れが寄る |
| 潮が澄んだ日 | 狙える | 黒潮系の澄んだ青い潮が入るとチャンス |
春〜初夏に北上する群れは「初ガツオ」、秋に南下する群れは「戻りガツオ」と呼ばれる
3カツオの釣り方基本は「船のコマセ釣り」
- 1タナを聞く船長の指示ダナを確認
- 2沈める指示ダナの少し下まで落とす
- 3コマセを振る竿をあおってコマセを出す
- 4待つタナで止めてアタリを待つ
- コマセ釣り(船)
オキアミのコマセで寄せて食わせる定番。指示ダナを守るのが一番のコツ
- キャスティング・ジギング(船)
ナブラにメタルジグ・ミノーを投げる。群れが沈んだらジギングで
- 一本釣り・ケンケン
地域によっては疑似餌を引く伝統的な釣り方も。船の釣り方に合わせる
4釣果が変わる5つのコツ
- タナを外さない
群れは指示ダナ付近。ズレると全く食わないことも
- 隣とオマツリしない
走り回る魚。かけたらすぐ巻き上げて周りに迷惑をかけない
- ドラグは強めに
群れの中で手早く取り込む。やや強めのドラグで主導権を握る
- ハリスの太さは船宿に従う
日や潮で食いが変わる。船宿の指定に合わせるのが近道
- 釣ったらすぐ締めて冷やす
身が傷みやすい魚。締め・血抜き・氷で刺身の味が大きく変わる
釣れる時期・時間は地域や年によって変わります。目安として参考にしてください。
カツオの見分け方
太い紡錘形。釣ったあとお腹に黒い縦じまが出る
よく似た魚との違い(サバ・ソウダガツオ・カツオ)
- カツオ太い紡錘形。釣った後、お腹に黒い縦じまが数本出る
- マサバ背中に青緑のくねくね模様。背びれが2つ離れて並ぶ
- ヒラソウダ胸のまわりだけウロコがある(コルセット)。体が平たく体高がある
- マルソウダヒラソウダに似るが、体が丸く、胸のウロコの帯が後ろまで長く伸びる
黄色の点線の円が、見分けの決め手になる場所です。色や模様は個体や大きさで変わることがあります。
サバ・ソウダガツオ・カツオの見分け方をくわしく見る →カツオの食べ方・おいしい料理
赤身でうま味と香りが強い
- たたき
- 刺身
- 角煮
鮮度が落ちるとヒスタミン食中毒のおそれがあるので、釣ったらすぐ氷で冷やします。アニサキスがいることがあるので、刺身にするときは内臓をすぐ取り、よく目で確かめます。
味や旬は地域・季節・個体で変わります。釣った魚はすぐ冷やし、毒や寄生虫の注意がある魚は特に気をつけてください。 締め方・血抜き・さばき方も参考に。
カツオの基本データ
- 分類
- スズキ目 サバ科
- 大きさ
- 最大1mほどになるとされる
- 寿命
- 6年以上とされる
- 産卵期
- 熱帯では周年。日本近海では夏に限られるとされる
- 生息場所
- 外洋の表層を大群で高速回遊
- 好むエサ
- 小魚、甲殻類
- 地方名・別名
- ホンガツオ、マガツオ
成長が速く、半年で約30cm、1歳で40cm台になるとされる
寿命・産卵期・大きさは資料による目安で、地域や個体で差があります。
カツオの豆知識
- 群れで高速回遊するため「カツオの一本釣り」漁が伝統的に行われている。
- 「かつお節」の原料として日本の食文化に欠かせない魚。
- 泳ぎ続けないと呼吸できないとされ、休むことなく回遊し続ける。
- 初鰹・戻り鰹と季節で呼び名が変わり、それぞれ味わいが異なるとされる。
- たたきにして薬味とともに食べる調理法が高知など各地で親しまれる。
カツオのよくある質問
- カツオはいつ釣れますか?
- 5〜10月に釣れます。最盛期は6〜9月です。関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。
- カツオはどこにいますか?
- 外洋の表層を大群で高速回遊にいます。キーワードは「黒潮」と「鳥山」。
- カツオはどうやって食べるとおいしいですか?
- 赤身でうま味と香りが強い。たたき・刺身・角煮などがおすすめです。鮮度が落ちるとヒスタミン食中毒のおそれがあるので、釣ったらすぐ氷で冷やします。アニサキスがいることがあるので、刺身にするときは内臓をすぐ取り、よく目で確かめます。
- カツオの地方名は?
- ホンガツオ、マガツオなどと呼ばれます。地域によって呼び方が違います。
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