カタクチイワシ釣り方・釣れる時期・見分け方

Engraulis japonicus

回遊魚・青物

カタクチイワシとは、カタクチイワシ科に属する魚です。主な生息場所は「沿岸の表層を大群で回遊」。大きさは12cm前後で、大きいものは18cmほどになります。

地方名・別名セグロイワシ、シコイワシ魚の地方名一覧

カタクチイワシのイラスト(特徴を強調した図)

釣れる時期

釣れる時期5〜11月
最盛期6〜9月

関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。

6月に釣れる魚7月に釣れる魚8月に釣れる魚9月に釣れる魚

図解で攻略:カタクチイワシの釣り方

しらすや煮干しでおなじみの小さなイワシ。夏の堤防でサビキによく掛かり、青物のエサとしても大事な魚。

1カタクチイワシはどこにいる?キーワードは「群れの回遊」と「表層」

堤防の先端 潮目 鳥山・ナブラの下 エサの小魚を追って回遊
  1. 潮通しのいい堤防・港の入口

    群れで回遊する魚。潮が動く場所に入りやすい

  2. 表層近く

    水面近くを大群で泳ぐ。浅めのタナから探る

  3. 港内・湾奥

    群れが入ると港の中まで回ってくることもある

カタクチイワシの群れが入ると、それを追ってサワラや青物も寄ってくる。

2釣れる時期と時間帯

夏 6〜9月本番群れが岸寄りしてサビキで数釣り
初夏 5月地域によって群れが入り始める
秋 10〜11月群れ次第で釣れ続く。青物も一緒に寄る
冬 12〜4月岸からは釣りにくい
朝マヅメ最大の好機夜明け前後が一番の時合い
日中群れ次第群れがいれば釣れる。タナを探る
夕マヅメ好機日没前後にもう一度チャンス
夜常夜灯明かりのまわりに群れが寄ることがある

セグロイワシ、シコイワシとも呼ばれる

3カタクチイワシの釣り方基本は「小さい針のサビキ」

  1. 1エサを詰めるカゴにアミエビを八分目入れる
  2. 2落とす表層〜中層まで沈める
  3. 3しゃくる竿を軽く上下させてコマセをまく
  4. 4追い食い掛かったら少し待って数を増やす
  1. サビキ釣り

    口がとても小さいので針は2〜4号程度の小さいサビキで

    磯竿2〜3号 3〜4.5m道糸3号サビキ針2〜4号
  2. トリックサビキ

    針にアミエビを直接付けるサビキ。食いが渋い時に

  3. 泳がせ釣りのエサに

    釣ったイワシはサワラや青物の生きエサに最高

4釣果が変わる5つのコツ

  1. 針はとにかく小さく

    口が小さく掛かりにくい。小さい針ほど数が伸びる

  2. ゆっくり巻き上げる

    口が弱い。強く巻くと外れやすい

  3. 群れが来たら手返しよく

    群れはすぐ移動する。来ている間に集中

  4. すぐ氷で冷やす

    とても傷みやすい。海水+氷でキンキンに

  5. 青物の合図

    群れが騒いだらフィッシュイーターの気配。ジグを投げてみる

釣れる時期・時間は地域や年によって変わります。目安として参考にしてください。

カタクチイワシが釣れる釣り方

サビキ釣り

やり方・道具・コツを図解した「釣り方入門」へ。

カタクチイワシの見分け方

小さく細身。上あごが下あごより前に出ている

よく似た魚との違い(イワシの仲間)

  • カタクチイワシ細身で、上あごが下あごより前に大きく出る(口が大きい)
  • マイワシ体の横に黒い点が1列に並ぶ
  • ウルメイワシ黒い点がなく、目が大きくうるんで見える。体は丸っこい

黄色の点線の円が、見分けの決め手になる場所です。色や模様は個体や大きさで変わることがあります。

イワシの仲間の見分け方をくわしく見る →

カタクチイワシの食べ方・おいしい料理

小さく脂のある身

  • 唐揚げ
  • つみれ
  • オイル漬け
  • 煮干し

小さいので頭と内臓を指で取る「手開き」で簡単にさばけます。

味や旬は地域・季節・個体で変わります。釣った魚はすぐ冷やし、毒や寄生虫の注意がある魚は特に気をつけてください。 締め方・血抜き・さばき方も参考に。

カタクチイワシの基本データ

分類
ニシン目 カタクチイワシ科
大きさ
よく釣れるのは12cm前後、18cmを超えると大型
寿命
2〜3年
産卵期
4〜10月(長期間)
生息場所
沿岸の表層を大群で回遊
好むエサ
動物プランクトン
地方名・別名
セグロイワシ、シコイワシ

寿命・産卵期・大きさは資料による目安で、地域や個体で差があります。

カタクチイワシの豆知識

  • 下あごが上あごより短く引っ込んでいることが名前の由来。
  • 煮干しの原料として世界中で利用される、日本の食文化に身近な魚。
  • しらすやちりめんじゃこの多くはこの魚の稚魚が使われる。
  • 群れで沿岸を回遊し、多くの魚や海鳥のエサとなる重要な魚。
  • 刺身や天ぷらでも美味だが、鮮度落ちが早く扱いが難しい。

カタクチイワシのよくある質問

カタクチイワシはいつ釣れますか?
5〜11月に釣れます。最盛期は6〜9月です。関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。
カタクチイワシはどこにいますか?
沿岸の表層を大群で回遊にいます。キーワードは「群れの回遊」と「表層」。
カタクチイワシはどうやって食べるとおいしいですか?
小さく脂のある身。唐揚げ・つみれ・オイル漬けなどがおすすめです。小さいので頭と内臓を指で取る「手開き」で簡単にさばけます。
カタクチイワシの地方名は?
セグロイワシ、シコイワシなどと呼ばれます。地域によって呼び方が違います。