クロマグロ釣り方・釣れる時期・見分け方

Thunnus orientalis

回遊魚・青物

クロマグロとは、サバ科に属する魚です。主な生息場所は「外洋の表層〜中層を高速回遊」。大きさは100cm前後で、大きいものは200cmほどになります。

地方名・別名ホンマグロ、メジ(若魚・関東)、ヨコワ(若魚・関西)魚の地方名一覧

クロマグロのイラスト(特徴を強調した図)

釣れる時期

釣れる時期6〜12月
最盛期8〜11月

関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。

8月に釣れる魚9月に釣れる魚10月に釣れる魚11月に釣れる魚

図解で攻略:クロマグロの釣り方

「ホンマグロ」とも呼ばれるマグロの王様。若魚の「メジ・ヨコワ」から大型まで船から狙うが、遊漁には採捕・報告のルールがある。

1クロマグロはどこにいる?キーワードは「鳥山」と「ベイト」

船で沖へ 潮目 鳥山・ナブラの下 流れ藻
  1. 沖の表層〜中層

    広い海を回遊する魚。イワシ・サバ・イカなどエサの群れを追う

  2. 鳥山・ナブラ

    海鳥が群がる下や水面が騒ぐ所に群れが浮く

  3. 潮目・水温の境目

    潮がぶつかる所にエサが溜まり、マグロも回ってくる

基本は専門の遊漁船で沖へ。採捕のルールは出船前に必ず確認。

2釣れる時期と時間帯

夏 6〜7月若魚が沿岸に回遊。シーズンの始まり
晩夏〜秋 8〜11月本番群れが入り、大型のチャンスも多い
冬 12月地域によって冬の群れも。海況は厳しい
春 1〜5月産卵などで沖へ。遊漁のオフ
朝イチ最大の好機群れが表層に出やすい。最初のナブラが勝負
日中群れ次第鳥山・ナブラが立てば一気にチャンス
潮が動く時好機潮の変わり目にエサを追って浮く
ベイトがいない時渋いエサの群れがいないとマグロも来ない。魚探の反応を待つ

若魚は関東で「メジ」、関西で「ヨコワ」と呼ばれる。市場では「ホンマグロ」

3クロマグロの釣り方基本は「ナブラへのキャスティング」

  1. 1探す鳥山・ナブラを船で探す
  2. 2先回り群れの進む方向へ投げる
  3. 3誘う表層をダイブ・スキップ
  4. 4耐える竿を立てて体全体で耐える
  1. キャスティング(船)

    ダイビングペンシル・シンキングペンシルでナブラを撃つ

    専用ロッド 7〜8ft H以上PE6〜10号リーダー太め
  2. ジギング(船)

    群れが沈んだらメタルジグで中層を探る

  3. コマセ・泳がせ

    地域や船によってはコマセや生きエサで狙うことも。船宿に従う

4釣果が変わる5つのコツ

  1. ルール・報告義務を確認

    小型魚の放流や大型魚の報告など遊漁の採捕ルールがある。出船前に最新情報を確認

  2. 道具は最強クラスで

    走りは桁違い。ドラグ・結び目・フックを万全に

  3. ナブラは慌てず正確に

    遠投より群れの頭に正確に落とすことが大事

  4. 取り込みは船長と

    大型はギャフ・取り込みを船長の指示で。一人で無理しない

  5. 釣ったら即締めて冷やす

    身焼けしやすい。締め・血抜き・氷を手早く

釣れる時期・時間は地域や年によって変わります。目安として参考にしてください。

クロマグロの見分け方

大きな紡錘形。胸びれが短く、小さなひれの先が黄色

黄色の点線の円が、見分けの決め手になる場所です。色や模様は個体や大きさで変わることがあります。

クロマグロの食べ方・おいしい料理

濃厚な赤身と脂の多いトロ

  • 刺身
  • 寿司
  • 漬け
  • ねぎま鍋

釣ったら血抜きと冷却をすぐ行います。鮮度が落ちるとヒスタミン食中毒のおそれがあるので、釣ったらすぐ氷で冷やします。

味や旬は地域・季節・個体で変わります。釣った魚はすぐ冷やし、毒や寄生虫の注意がある魚は特に気をつけてください。 締め方・血抜き・さばき方も参考に。

クロマグロの基本データ

分類
スズキ目 サバ科
大きさ
よく釣れるのは100cm前後、200cmを超えると大型
寿命
20年以上
産卵期
4〜6月
生息場所
外洋の表層〜中層を高速回遊
好むエサ
小魚、イカ類
地方名・別名
ホンマグロ、メジ(若魚・関東)、ヨコワ(若魚・関西)

寿命・産卵期・大きさは資料による目安で、地域や個体で差があります。

クロマグロの豆知識

  • 「海のダイヤ」とも呼ばれる高級魚で、大間産などのブランドマグロが特に有名。
  • 泳ぎ続けないと呼吸ができない構造を持ち、一生涙ぐましく泳ぎ続ける回遊魚。
  • 冷たい海から暖かい海まで広く回遊し、季節ごとに生息海域を変える。
  • 大トロ・中トロ・赤身と部位によって味わいが大きく異なる。
  • 完全養殖の技術が確立され、資源保護と安定供給の両立が図られている。

クロマグロのよくある質問

クロマグロはいつ釣れますか?
6〜12月に釣れます。最盛期は8〜11月です。関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。
クロマグロはどこにいますか?
外洋の表層〜中層を高速回遊にいます。キーワードは「鳥山」と「ベイト」。
クロマグロはどうやって食べるとおいしいですか?
濃厚な赤身と脂の多いトロ。刺身・寿司・漬けなどがおすすめです。釣ったら血抜きと冷却をすぐ行います。鮮度が落ちるとヒスタミン食中毒のおそれがあるので、釣ったらすぐ氷で冷やします。
クロマグロの地方名は?
ホンマグロ、メジ(若魚・関東)、ヨコワ(若魚・関西)などと呼ばれます。地域によって呼び方が違います。