クエ釣り方・釣れる時期・見分け方

Epinephelus bruneus

根魚・磯魚

クエとは、ハタ科に属する魚です。主な生息場所は「岩礁域の深い穴や割れ目に潜む」。大きさは60cm前後で、大きいものは100cmほどになります。

地方名・別名アラ(九州)、モロコ魚の地方名一覧

クエのイラスト(特徴を強調した図)

釣れる時期

釣れる時期通年
最盛期11〜2月

関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。

1月に釣れる魚2月に釣れる魚11月に釣れる魚12月に釣れる魚

図解で攻略:クエの釣り方

岩穴に潜む「幻の魚」。1mを超えることもある大型根魚で、太い仕掛けの泳がせ釣りやぶっこみで一発大物を狙う。

1クエはどこにいる?キーワードは「深い穴」と「岩礁」

堤防・岸壁 テトラのすき間 根(岩礁)の際 穴や影から出て、エサを待ち伏せ
  1. 岩礁の深い穴・割れ目

    大きな体を岩穴の奥に隠している

  2. 潮通しのいい磯・沈み根

    沖に張り出した磯や大きな沈み根が一級ポイント

  3. 夜の浅場

    夜になると穴から出て、根の上を回ることもある

大型は数が少ない。小型でもしっかりした仕掛けで。

2釣れる時期と時間帯

冬 11〜2月旬最盛期。脂がのり味も最高の季節
春 3〜5月船・磯ともに狙える。釣れる数は少ない
夏 6〜8月水温が高く浅場で活発。磯の夜釣りも
秋 9〜10月荒食いの時期。大物のチャンス
夜好機穴から出てエサを探す。磯の夜釣りで狙う
朝夕マヅメ好機薄暗い時間に根の上へ出てくる
日中渋い穴の奥。船で根を直撃するなら可
潮動く時潮が動き出す時間にチャンス

九州では「アラ」、和歌山などでは「モロコ」とも呼ばれる

3クエの釣り方基本は「泳がせ・ぶっこみ」

  1. 1エサを付ける生きアジやイカを丈夫に付ける
  2. 2根の近くへ穴や根の際に落とし込む
  3. 3待つ竿は置き竿でドラグは強め
  4. 4根から離す食ったら一気に浮かせる
  1. 泳がせ釣り(船・磯)

    生きアジ・イカをエサに根の際を狙う

    石鯛竿・大物用の竿道糸20号以上ハリス16号以上
  2. ぶっこみ釣り(磯)

    サバやイカの切り身を底に沈め、夜に待つ

  3. ジギング・ワーム(小型)

    小型はハタ用ワーム・ジグでも釣れることがある

4釣果が変わる5つのコツ

  1. 主導権を渡さない

    穴に潜られたら終わり。最初の数秒が勝負

  2. 仕掛けは太く

    引きが強烈。道糸・ハリスは極太で

  3. 竿は必ず固定

    置き竿は竿ごと持っていかれることも。しっかり固定

  4. 足場の安全第一

    夜の磯は危険。ライフジャケット・ライト・複数人で

  5. 小型は逃がす

    成長が遅い魚。小型はリリースして資源を守る

釣れる時期・時間は地域や年によって変わります。目安として参考にしてください。

クエの見分け方

茶色で斜めの太いしま。口の大きなハタの仲間

よく似た魚との違い(ハタの仲間)

  • 大型
    クエ茶色で、斜めに走る太いしま。大型
  • キジハタ(アコウ)オレンジ色の小さな点が全身に散り、背びれの付け根に黒い点
  • アカハタ赤い体に白っぽい小さな点。背びれのふちが黒い
  • オオモンハタ茶色い網目のような斑点が全身にあり、尾びれのふちが白い
  • アオハタひれが黄色く、体は灰色〜黄色っぽい
  • マハタ灰色〜茶色に、太い横じまが7本前後

黄色の点線の円が、見分けの決め手になる場所です。色や模様は個体や大きさで変わることがあります。

ハタの仲間の見分け方をくわしく見る →

クエの食べ方・おいしい料理

脂とゼラチン質が豊富な高級魚

  • 鍋
  • 刺身
  • 煮付け

冬の鍋が定番。皮や骨のまわりにもうま味が多い魚です。

味や旬は地域・季節・個体で変わります。釣った魚はすぐ冷やし、毒や寄生虫の注意がある魚は特に気をつけてください。 締め方・血抜き・さばき方も参考に。

クエの基本データ

分類
スズキ目 ハタ科
大きさ
よく釣れるのは60cm前後、100cmを超えると大型
寿命
40年以上
産卵期
夏(雌性先熟の性転換魚)
生息場所
岩礁域の深い穴や割れ目に潜む
好むエサ
小魚、甲殻類
地方名・別名
アラ(九州)、モロコ

寿命・産卵期・大きさは資料による目安で、地域や個体で差があります。

クエの豆知識

  • 岩穴に潜む大型魚で、なかなか釣れないことから「幻の魚」と呼ばれる。
  • 成長すると体長1mを超えることもあり、高級食材として扱われる。
  • 強烈な引きで根に潜り込もうとするため、太いタックルでのやり取りが必須。
  • 高級料亭で扱われる幻の魚として、専門に狙う釣り人も少なくない。
  • 夜行性が強く、日中は岩穴に身を潜めてじっとしていることが多い。

クエのよくある質問

クエはいつ釣れますか?
一年を通して釣れます。最盛期は11〜2月です。関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。
クエはどこにいますか?
岩礁域の深い穴や割れ目に潜むにいます。キーワードは「深い穴」と「岩礁」。
クエはどうやって食べるとおいしいですか?
脂とゼラチン質が豊富な高級魚。鍋・刺身・煮付けなどがおすすめです。冬の鍋が定番。皮や骨のまわりにもうま味が多い魚です。
クエの地方名は?
アラ(九州)、モロコなどと呼ばれます。地域によって呼び方が違います。