ホタルイカ釣り方・釣れる時期・見分け方
Watasenia scintillans
ホタルイカとは、ホタルイカモドキ科に属するイカです。主な生息場所は「日本海などの沖合の深場(春は沿岸の表層へ)」。大きさは5cm前後で、大きいものは7cmほどになります。
地方名・別名マツイカ(富山)魚の地方名一覧
食中毒注意
生のまま内臓ごと食べると、寄生虫(旋尾線虫)による食中毒のおそれがあります。十分に加熱するか、冷凍処理(−30℃で4日間以上など)をしたものを食べてください。
一般的な情報をもとにした目安で、すべての危険を網羅するものではありません。迷ったら食べない・素手で触らないようにし、詳しくは保健所などの情報を確認してください。 毒・危険のある魚一覧釣れる時期
図解で攻略:ホタルイカの釣り方
春の夜、富山湾の海岸に寄ってくる小さな光るイカ。釣りよりも、網ですくう「ホタルイカすくい」で知られる。
1ホタルイカはどこにいる?キーワードは「富山湾の海岸」と「春の夜」
- 富山湾の浜・海岸
春の夜、身投げと呼ばれる接岸が見られる
- 波打ち際
岸に寄った群れをたも網ですくう
- ふだんは沖の深場
昼は水深200m以上の深い層にいるとされる
すくってよい場所・禁止区域・漁業権のルールは地域で異なる。港内など禁止の場所もあるので必ず確認を。
2釣れる時期と時間帯
| 深夜〜明け方 | 好機 | 身投げは夜中〜明け方に多いとされる |
|---|---|---|
| 新月前後 | 好機 | 月明かりの少ない夜がよいとされる |
| 凪の夜 | 狙える | 波が穏やかな日は光が見やすい |
| 日中 | 見られない | 沖の深場にいる。岸には来ない |
富山ではマツイカとも呼ばれる。富山湾の群遊海面は国の特別天然記念物
3ホタルイカの釣り方基本は「たも網ですくう」
- 1下調べルールと出現情報を確認する
- 2夜の浜へライトで波打ち際を照らす
- 3見つける青白い光を探して近づく
- 4すくうたも網でそっとすくい取る
- ホタルイカすくい
柄の長いたも網とライト、長靴やウェーダーで
- 沖の漁
主に定置網漁で獲られる。観光船で発光を見られることも
- 釣りでは狙いにくい
とても小さく、釣りの対象にはなりにくい
4釣果が変わる5つのコツ
- 生食は避ける
内臓ごと生で食べると寄生虫による食中毒のおそれ。加熱か冷凍処理を
- ルールを守る
禁止区域や漁業権を必ず確認
- 夜の海は危険
波にさらわれないようライフジャケットを
- マナーに配慮
ライトの向きや駐車、ゴミに注意
- 出現情報を確認
身投げは毎晩あるわけではない
釣れる時期・時間は地域や年によって変わります。目安として参考にしてください。
ホタルイカの見分け方
胴長5〜7cmの小さなイカ。腕の先などが青白く光る
よく似た魚との違い(イカの仲間)
- ホタルイカ胴長5〜7cmととても小さく、腕の先などに光る器官がある
- アオリイカひれが胴のふち全体についている(丸みのある胴)
- ケンサキイカひれがひし形で胴の後ろ半分にある。腕がやや長く赤っぽい
- ヤリイカ胴が細長く槍のよう。腕がとても短い
- スルメイカひれが小さなひし形で、胴が太め。腕は中くらい
- コウイカ(スミイカ)胴の中に硬い甲(イカの骨)があり、お尻にトゲがある。胴に細かいしま模様
- モンゴウイカ(カミナリイカ)コウイカに似て大型。背中に目玉のような模様(紋)が並ぶ
- シリヤケイカコウイカに似るが、甲のお尻にトゲがない。胴の後ろから茶色い汁が出る
- コブシメコウイカの仲間で国内最大級。南西諸島のサンゴ礁にすむ
- ジンドウイカ(ヒイカ)胴長10cm前後の小型のツツイカ。大人でもヤリイカの子どもほどの大きさ
- ミミイカ丸い胴の両脇に、耳のような丸いひれがある
- アカイカ(ムラサキイカ)外洋の大型イカで赤紫色。ひれは胴の後ろのひし形
- ソデイカ(セーイカ)胴のふち全体に大きなひし形のひれ。胴長1mにもなる
黄色の点線の円が、見分けの決め手になる場所です。色や模様は個体や大きさで変わることがあります。
イカの仲間の見分け方をくわしく見る →ホタルイカの食べ方・おいしい料理
小さく、うま味の濃い身
- ボイル(酢味噌)
- 沖漬け(冷凍処理後)
- 炒め物
生のまま内臓ごと食べると寄生虫(旋尾線虫)による食中毒のおそれがあります。十分に加熱するか、冷凍処理をしたものを食べてください。
味や旬は地域・季節・個体で変わります。釣った魚はすぐ冷やし、毒や寄生虫の注意がある魚は特に気をつけてください。 締め方・血抜き・さばき方も参考に。
ホタルイカの基本データ
- 分類
- ツツイカ目 ホタルイカモドキ科
- 大きさ
- よく釣れるのは5cm前後、7cmを超えると大型
- 寿命
- 1年
- 産卵期
- 3〜6月
- 生息場所
- 日本海などの沖合の深場(春は沿岸の表層へ)
- 好むエサ
- 動物プランクトン、小型の甲殻類
- 地方名・別名
- マツイカ(富山)
寿命・産卵期・大きさは資料による目安で、地域や個体で差があります。
ホタルイカの豆知識
- 腕の先や体の表面に発光器を持ち、青白く光ることが名前の由来。
- 富山湾では春の夜に海岸へ寄る「身投げ」が知られ、たも網ですくう人でにぎわう(すくってよい場所やルールは地域で異なるので確認を)。
- 富山湾のホタルイカ群遊海面は、国の特別天然記念物に指定されている。
- 生のまま内臓ごと食べると寄生虫による食中毒のおそれがあり、加熱するか冷凍処理したものを食べる。
- ボイルや沖漬け、干物などで春の味覚として親しまれている。
ホタルイカのよくある質問
- ホタルイカはいつ釣れますか?
- 3〜6月に釣れます。最盛期は4〜5月です。関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。
- ホタルイカはどこにいますか?
- 日本海などの沖合の深場(春は沿岸の表層へ)にいます。キーワードは「富山湾の海岸」と「春の夜」。
- ホタルイカに毒や危険はありますか?
- 生のまま内臓ごと食べると、寄生虫(旋尾線虫)による食中毒のおそれがあります。十分に加熱するか、冷凍処理(−30℃で4日間以上など)をしたものを食べてください。
- ホタルイカはどうやって食べるとおいしいですか?
- 小さく、うま味の濃い身。ボイル(酢味噌)・沖漬け(冷凍処理後)・炒め物などがおすすめです。生のまま内臓ごと食べると寄生虫(旋尾線虫)による食中毒のおそれがあります。十分に加熱するか、冷凍処理をしたものを食べてください。
- ホタルイカの地方名は?
- マツイカ(富山)などと呼ばれます。地域によって呼び方が違います。
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