ヤリイカ釣り方・釣れる時期・見分け方
Heterololigo bleekeri
ヤリイカとは、ヤリイカ科に属するイカです。主な生息場所は「沿岸〜沖合のやや深い層」。大きさは25cm前後で、大きいものは35cmほどになります。
地方名・別名ササイカ、テナシ魚の地方名一覧
ヤリイカとは?
ヤリイカは、胴が槍の穂先のように細長くとがったイカです。25cm前後、大きいオスは35〜40cmほどになります。2本の長い腕(触腕)がとても短いのが見分けのポイントで、「テナシ(手なし)」という地方名もあります。旬は冬〜春。産卵のために岸近くへ寄るこの時期が釣りのシーズンです。
| ヤリイカ | ケンサキイカ | スルメイカ | |
|---|---|---|---|
| 胴の形 | 細長く先がとがる | やや太め・赤みが強い | 筒形 |
| ヒレ | 長いひし形(胴の半分以上) | 長いひし形 | 短い三角(胴の端だけ) |
| 触腕 | とても短い | 長い | 長い |
| 旬 | 冬〜春 | 春〜夏 | 夏〜秋 |
釣れる時期
図解で攻略:ヤリイカの釣り方
冬〜春に旬を迎える細身のイカ。船のツノ仕掛けが本命で、冬の夜は常夜灯のある堤防に寄ってくる地域もある。
1ヤリイカはどこにいる?キーワードは「常夜灯」と「深場」
- 常夜灯のある港・堤防
冬の夜、明暗の境目に小魚を追って寄る。地域差が大きい
- 水深のある堤防の先端
足元から深い場所ほど回りやすい。中層〜底を探る
- 沖のやや深い層
本来は沖合の群れ。船では底付近〜中層を狙う
堤防から釣れる地域は限られる。地元の釣果情報で回遊を確認したい。
2釣れる時期と時間帯
| 夜 | 好機 | 常夜灯に小魚が集まる時間。堤防はここが本番 |
|---|---|---|
| 夕マヅメ | 好機 | 暗くなり始めに回遊が始まることが多い |
| 朝マヅメ | 狙える | 明るくなる前までが勝負。夜明けまで粘る |
| 日中 | 渋い | 岸からは難しい。船なら深場で狙える |
細長い胴が槍のように見えるのが名前の由来。ササイカ、テナシとも呼ばれる
3ヤリイカの釣り方基本は「プラヅノで群れのタナを狙う」
- 1投入オモリで仕掛けを底まで落とす
- 2シャクリゆっくり竿をあおってツノを動かす
- 3乗りを見る竿先が重くなれば乗った合図
- 4追い乗りすぐ上げず少し待って数を増やす
- ツノ仕掛け(船)
プラヅノ5〜10本を連ねる。直結はバレやすいが手返しが速い
- ウキ釣り(堤防)
夜の常夜灯まわりでイカ用のウキ仕掛け。地域の定番を確認
- エギング(堤防)
小さめのエギ2.5〜3号を中層でゆっくり。夜の堤防で
4釣果が変わる5つのコツ
- タナを合わせる
群れは層で動く。乗った水深を覚えて集中
- 直結は巻きを止めない
糸がゆるむと外れやすい。一定の速さで巻き上げる
- 身がやわらかい
強く合わせると身切れする。ゆっくり重みを乗せる
- ツノの絡みに注意
手返しを急ぐと絡む。ツノは順番に並べておく
- すぐ冷やす
真水に当てず海水氷で冷やすと身が透明でおいしい
釣れる時期・時間は地域や年によって変わります。目安として参考にしてください。
ヤリイカが釣れる釣り方
ヤリイカの見分け方
胴が細長く先がとがり、足が短いイカ
よく似た魚との違い(イカの仲間)
- ヤリイカ胴が細長く槍のよう。腕がとても短い
- アオリイカひれが胴のふち全体についている(丸みのある胴)
- ケンサキイカひれがひし形で胴の後ろ半分にある。腕がやや長く赤っぽい
- スルメイカひれが小さなひし形で、胴が太め。腕は中くらい
- コウイカ(スミイカ)胴の中に硬い甲(イカの骨)があり、お尻にトゲがある。胴に細かいしま模様
- モンゴウイカ(カミナリイカ)コウイカに似て大型。背中に目玉のような模様(紋)が並ぶ
- シリヤケイカコウイカに似るが、甲のお尻にトゲがない。胴の後ろから茶色い汁が出る
- コブシメコウイカの仲間で国内最大級。南西諸島のサンゴ礁にすむ
- ジンドウイカ(ヒイカ)胴長10cm前後の小型のツツイカ。大人でもヤリイカの子どもほどの大きさ
- ホタルイカ胴長5〜7cmととても小さく、腕の先などに光る器官がある
- ミミイカ丸い胴の両脇に、耳のような丸いひれがある
- アカイカ(ムラサキイカ)外洋の大型イカで赤紫色。ひれは胴の後ろのひし形
- ソデイカ(セーイカ)胴のふち全体に大きなひし形のひれ。胴長1mにもなる
黄色の点線の円が、見分けの決め手になる場所です。色や模様は個体や大きさで変わることがあります。
イカの仲間の見分け方をくわしく見る →ヤリイカの食べ方・おいしい料理
やわらかく甘い身
- 刺身
- 煮付け
- 沖漬け
- 一夜干し
身が薄くやわらかいので、煮付けは短時間でさっと火を通します。
味や旬は地域・季節・個体で変わります。釣った魚はすぐ冷やし、毒や寄生虫の注意がある魚は特に気をつけてください。 締め方・血抜き・さばき方も参考に。
ヤリイカの基本データ
- 分類
- ツツイカ目 ヤリイカ科
- 大きさ
- よく釣れるのは25cm前後、35cmを超えると大型
- 寿命
- 1年
- 産卵期
- 12〜4月
- 生息場所
- 沿岸〜沖合のやや深い層
- 好むエサ
- 小魚、甲殻類
- 地方名・別名
- ササイカ、テナシ
寿命・産卵期・大きさは資料による目安で、地域や個体で差があります。
ヤリイカの豆知識
- 細長い体型が名前の由来で、群れで沿岸のやや深い層を回遊する。
- 冬場に接岸することが多く、船からのイカメタルやヤリイカ釣りで人気。
- 身が柔らかく甘みがあり、刺身や天ぷらで美味しく食べられる。
- 光に集まる性質があり、漁では集魚灯が使われることが多い。
- アオリイカに比べ細身で、胴が長くスマートな体型をしている。
ヤリイカのよくある質問
- ヤリイカとはどんなイカですか?
- 胴が槍の穂先のように細長くとがったイカで、2本の触腕がとても短いのが特徴です。旬は冬〜春で、刺身や煮付けにすると甘みがあっておいしいイカです。
- ヤリイカとケンサキイカの違いは?
- ヤリイカは胴が細長く、触腕がとても短いのが特徴です。ケンサキイカは胴がやや太く赤みが強く、触腕が長めです。旬もヤリイカは冬〜春、ケンサキイカは春〜夏と違います。
- ヤリイカは堤防から釣れますか?
- 冬の夜、常夜灯のある水深のある港に寄ってくる地域があります。ただし釣れる場所は限られるので、近くの釣具店の情報で回遊を確認しましょう。本命は船のツノ仕掛けです。
- ヤリイカはいつ釣れますか?
- 12〜5月に釣れます。最盛期は1〜3月です。関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。
- ヤリイカはどこにいますか?
- 沿岸〜沖合のやや深い層にいます。キーワードは「常夜灯」と「深場」。
- ヤリイカはどうやって食べるとおいしいですか?
- やわらかく甘い身。刺身・煮付け・沖漬けなどがおすすめです。身が薄くやわらかいので、煮付けは短時間でさっと火を通します。
- ヤリイカの地方名は?
- ササイカ、テナシなどと呼ばれます。地域によって呼び方が違います。
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