ヒョウモンダコ見分け方と危険性

Hapalochlaena fasciata

イカ・タコの仲間毒トゲ

ヒョウモンダコとは、マダコ科に属するタコです。主な生息場所は「岩礁・潮だまり・テトラポッドの隙間」。大きさは8cm前後で、大きいものは12cmほどになります。

ヒョウモンダコのイラスト(特徴を強調した図)

毒トゲ

唾液にフグと同じ猛毒(テトロドトキシン)を持ち、かまれると呼吸が苦しくなるなど命に関わることがあります。絶対に素手で触らず、釣れたら糸を切って逃がしてください。食べるのも避けてください。

一般的な情報をもとにした目安で、すべての危険を網羅するものではありません。迷ったら食べない・素手で触らないようにし、詳しくは保健所などの情報を確認してください。 毒・危険のある魚一覧

図解で解説:ヒョウモンダコの見つけ方と注意点

体長10cmほどの小さなタコだが、唾液に猛毒(テトロドトキシン)を持つとされる危険生物。堤防や磯で見つけても絶対に素手で触らない。

1ヒョウモンダコはどこにいる?キーワードは「テトラ」と「潮だまり」

堤防・岸壁 テトラのすき間 根(岩礁)の際 穴や影から出て、エサを待ち伏せ
  1. テトラ・岩のすき間

    すき間に隠れ、タコ釣りやエサ釣りで掛かることがある

  2. 磯の潮だまり

    磯遊びで石をひっくり返したときに出会うことも

  3. 九州〜関東の堤防・磯

    南の海に多かったが、近年は九州〜関東でも見つかっている

ふだんは地味な茶色で見分けにくい。正体のわからない小さなタコには触らない。

2よく見かける時期と時間帯

春 3〜5月水温が上がると浅場で見かけることがある
夏 6〜8月注意水温が高く、見かける報告が多い時期とされる
秋 9〜11月注意秋も報告がある。磯遊びや釣りで油断しない
冬 12〜2月見かける報告は減るが、いないわけではない
干潮よく見る潮が引いた潮だまりで見つかりやすい
日中見かける磯遊び・釣りで人が多い時間は出会いやすい
夜見かける夜釣りのライトの下では見落としやすい
満潮見えにくい姿は見えにくいがすき間にはいる

興奮すると青い輪の模様がヒョウ柄のように浮かぶことが名前の由来とされる

3釣れてしまったら基本は「触らない」

  1. 1触らない素手・軍手でも絶対に触れない
  2. 2糸を切るハリは外さず糸を切って放す
  3. 3周りに知らせる子どもや近くの人にも伝える
  4. 4咬まれたらすぐ119番に電話して救急要請
  1. 咬まれたら

    痛みが少なくても油断しない。すぐに救急要請し、しびれや息苦しさが出ていないか見る

  2. 呼吸が苦しそうなら

    救急隊の指示に従う。人工呼吸が必要になることもあるとされる

  3. 持ち帰らない・食べない

    食べるのも避ける。子どもやペットの近くに置かない

4知っておきたい注意点

  1. 青い輪の模様が目印

    興奮すると青い輪が浮かぶ。ふだんは地味な茶色

  2. 軍手でも安全ではない

    軍手越しでも咬まれるおそれ。道具でも無理に扱わない

  3. 小さなタコをつかまない

    磯遊びや潮だまりで正体のわからないタコに触らない

  4. 症状はしびれや息苦しさ

    口のまわりや手足のしびれ、呼吸の苦しさが出るとされる

  5. 特効薬はないとされる

    解毒剤がないため、早めの救急要請が大切

釣れる時期・時間は地域や年によって変わります。目安として参考にしてください。

ヒョウモンダコの見分け方

10cmほどの小さなタコ。興奮すると青い輪の模様が出る(猛毒)

よく似た魚との違い(タコの仲間)

  • 猛毒・触らない
    ヒョウモンダコ10cmほどの小型で、興奮すると青い輪の模様が出る(猛毒・触らない)
  • マダコよく見る中型のタコ。体に網目模様、腕の長さはふつう
  • イイダコ小型。腕の付け根の近くに金色の輪の模様がある
  • テナガダコ腕がとても長く細い(特に前の腕)
  • ミズダコとても大型で、赤褐色のやわらかい体
  • ヤナギダコミズダコに似るが小型で、脚が細長くやわらかい
  • ワモンダコ南の海のタコ。胴の両脇に黒い輪の模様が出る

黄色の点線の円が、見分けの決め手になる場所です。色や模様は個体や大きさで変わることがあります。

タコの仲間の見分け方をくわしく見る →

ヒョウモンダコは食べられる?

唾液にフグと同じ猛毒(テトロドトキシン)を持ちます。絶対に素手で触らず、食べないでください。

ヒョウモンダコの基本データ

分類
八腕形目 マダコ科
大きさ
よく釣れるのは8cm前後、12cmを超えると大型
寿命
約1年
産卵期
詳しくは未解明
生息場所
岩礁・潮だまり・テトラポッドの隙間
好むエサ
甲殻類、小魚

寿命・産卵期・大きさは資料による目安で、地域や個体で差があります。

ヒョウモンダコの豆知識

  • 唾液にフグと同じ猛毒(テトロドトキシン)を持ち、かまれると命に関わることがある。
  • 興奮すると、体に青い輪の模様が鮮やかに浮かび上がる。
  • もともと南の海に多かったが、近年は九州〜関東などの堤防や磯でも見つかっている。
  • 体長10cmほどの小さなタコで、見つけても絶対に素手で触らない。
  • 釣れてしまったときは触れずに糸を切るなどして、海へ帰すのが安全。

ヒョウモンダコのよくある質問

ヒョウモンダコはどこにいますか?
岩礁・潮だまり・テトラポッドの隙間にいます。キーワードは「テトラ」と「潮だまり」。
ヒョウモンダコに毒や危険はありますか?
唾液にフグと同じ猛毒(テトロドトキシン)を持ち、かまれると呼吸が苦しくなるなど命に関わることがあります。絶対に素手で触らず、釣れたら糸を切って逃がしてください。食べるのも避けてください。
ヒョウモンダコは食べられますか?
唾液にフグと同じ猛毒(テトロドトキシン)を持ちます。絶対に素手で触らず、食べないでください。