カワハギ釣り方・釣れる時期・見分け方

Stephanolepis cirrhifer

フグ・カワハギの仲間

カワハギとは、カワハギ科に属する魚です。主な生息場所は「岩礁・砂地」。大きさは15cm前後で、大きいものは25cmほどになります。

地方名・別名ハゲ(関西)、マルハゲ魚の地方名一覧

カワハギのイラスト(特徴を強調した図)

釣れる時期

釣れる時期6〜12月
最盛期10〜12月

関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。

10月に釣れる魚11月に釣れる魚12月に釣れる魚

図解で攻略:カワハギの釣り方

おちょぼ口でエサだけ取る「エサ取り名人」。岩礁や堤防の際で、アサリを付けた胴付き仕掛けで狙う。

1カワハギはどこにいる?キーワードは「根まわり」と「堤防の際」

堤防・岸壁 テトラのすき間 根(岩礁)の際 穴や影から出て、エサを待ち伏せ
  1. 岩礁・根のまわり

    岩についた貝や小さな生き物をついばんでいる

  2. 堤防の際・テトラまわり

    足元の壁際やテトラのすき間にも寄ってくる

  3. 砂地まじりの根

    岩と砂地の境目は好ポイント

船では水深10〜40m前後の根まわりがよく狙われる。

2釣れる時期と時間帯

秋 10〜11月本番数も型もいちばん。肝が大きくなり始める
初冬 12月肝パン肝が大きく太った個体が多く、味も最高
夏 6〜9月堤防から小型が数釣れる。エサ取りが多い時期
冬〜春 1〜5月深場へ移動し岸からは釣りにくい
朝狙える明るくなってから動き出す
日中最大の好機昼に活発な魚。明るい時間がメイン
夕方狙える暗くなる前まで。夜は岩の間で休む
潮動く時潮がほどよく流れると食いが良い

関西では「ハゲ」とも。冬に肝が大きく太った状態は「肝パン」と呼ばれる

3カワハギの釣り方基本は「胴付き仕掛けで底を誘う」

  1. 1落とす仕掛けを底まで沈める
  2. 2誘う竿を小さく揺らしてエサを動かす
  3. 3止める動きを止めてアタリを待つ
  4. 4掛けるアタリが出たら素早く合わせる
  1. 胴付き仕掛け

    アサリのむき身を付けて底近くを誘う。船でも堤防でも基本

    カワハギ竿 1.8m前後PE1号前後ハリス2〜3号
  2. ちょい投げ・探り釣り

    堤防から少し投げて根のまわりを探る。足元の際も狙える

  3. 集寄(しゅうき)

    仕掛けに付けるキラキラした飾り。目立たせて寄せる効果がある

4釣果が変わる5つのコツ

  1. エサはしっかり付ける

    すぐ取られる。アサリの硬い部分に針を通す

  2. アタリは小さい

    「カツカツ」という小さな振動。すぐ合わせるのがコツ

  3. 針は小さめ

    おちょぼ口。専用のハゲ針で掛かりやすくなる

  4. エサ取りに負けない

    取られたらすぐ付け替え。手返しが釣果を左右する

  5. 頭のトゲに注意

    背中のトゲが鋭い。持つ場所に気をつける

釣れる時期・時間は地域や年によって変わります。目安として参考にしてください。

カワハギの見分け方

ひし形でおちょぼ口。皮がざらざらで、頭にトゲが1本

よく似た魚との違い(カワハギの仲間)

  • カワハギひし形で体高が高い。オスは背びれの一部が糸状に伸びる
  • ウマヅラハギカワハギより細長く、顔が長い(馬面)。青灰色
  • ソウシハギ青い線や点の模様があり、尾びれが大きなほうき状。内臓に毒

黄色の点線の円が、見分けの決め手になる場所です。色や模様は個体や大きさで変わることがあります。

カワハギの仲間の見分け方をくわしく見る →

カワハギの食べ方・おいしい料理

淡白な白身と、濃厚な肝

  • 刺身(肝醤油)
  • 煮付け
  • 鍋

口先を切って皮を頭側から引くと、きれいにむけます。肝は傷つけないように取り出します。

味や旬は地域・季節・個体で変わります。釣った魚はすぐ冷やし、毒や寄生虫の注意がある魚は特に気をつけてください。 締め方・血抜き・さばき方も参考に。

カワハギの基本データ

分類
フグ目 カワハギ科
大きさ
よく釣れるのは15cm前後、25cmを超えると大型
寿命
3〜5年
産卵期
5〜8月
生息場所
岩礁・砂地
好むエサ
貝類、甲殻類、海藻
地方名・別名
ハゲ(関西)、マルハゲ

寿命・産卵期・大きさは資料による目安で、地域や個体で差があります。

カワハギの豆知識

  • 名前の通り硬い皮を持ち、調理の際は丸ごと皮を剥いで下処理する。
  • 肝(キモ)が濃厚で美味とされ、「海のフォアグラ」と呼ばれることもある。
  • エサ取りの名人としても知られ、針にかからず餌だけ取られることもしばしば。
  • 冬場になると肝が大きくなり、「肝パン」と呼ばれる状態が珍重される。
  • 皮が硬いため調理前に頭から一気に皮を剥ぐのが定番の下処理。

カワハギのよくある質問

カワハギはいつ釣れますか?
6〜12月に釣れます。最盛期は10〜12月です。関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。
カワハギはどこにいますか?
岩礁・砂地にいます。キーワードは「根まわり」と「堤防の際」。
カワハギはどうやって食べるとおいしいですか?
淡白な白身と、濃厚な肝。刺身(肝醤油)・煮付け・鍋などがおすすめです。口先を切って皮を頭側から引くと、きれいにむけます。肝は傷つけないように取り出します。
カワハギの地方名は?
ハゲ(関西)、マルハゲなどと呼ばれます。地域によって呼び方が違います。