トラフグ釣り方・釣れる時期・見分け方

Takifugu rubripes

フグ・カワハギの仲間猛毒

トラフグとは、フグ科に属する魚です。主な生息場所は「沿岸〜沖合の砂泥底」。大きさは30cm前後で、大きいものは45cmほどになります。

地方名・別名フク(下関)、テッポウ(関西)魚の地方名一覧

トラフグのイラスト(特徴を強調した図)

猛毒

肝臓・卵巣・皮などにフグ毒(テトロドトキシン)を持ち、少量でも命に関わります。フグの処理は資格や届出のある専門家に任せ、釣ったフグを自分でさばいて食べないでください。

一般的な情報をもとにした目安で、すべての危険を網羅するものではありません。迷ったら食べない・素手で触らないようにし、詳しくは保健所などの情報を確認してください。 毒・危険のある魚一覧

釣れる時期

釣れる時期10〜5月
最盛期12〜2月

関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。

1月に釣れる魚2月に釣れる魚12月に釣れる魚

図解で攻略:トラフグの釣り方

フグの中でも最高級とされる大型のフグ。冬を中心に船のカットウ釣りなどで狙えるが、猛毒があり自分でさばくのは厳禁。

1トラフグはどこにいる?キーワードは「砂泥底」と「潮通し」

潮の流れ かけあがり 瀬(岩場) 春は浅場へ
  1. 沿岸〜沖の砂泥底

    底近くでエサを探している

  2. かけあがり・潮通しのいい場所

    潮がよく動く斜面や瀬のまわりに付く

  3. 湾口・海峡

    潮が通る湾の入口や海峡は好ポイントになる

船釣りがメイン。乗合船ではフグ処理ができる船宿もある。

2釣れる時期と時間帯

冬 12〜2月本番脂がのり、船の釣果が上がる最盛期
秋 10〜11月釣れ始める時期。サイズはまちまち
春 3〜5月産卵で沿岸へ。地域によって大型のチャンス
夏 6〜9月狙って釣るのは難しい時期
朝好機船は朝イチの食いが良いことが多い
日中狙える底近くを丁寧に探れば釣れる
潮が動く時最大の好機潮がよく流れる時間にエサを追う
潮止まり渋い流れが止まるとアタリが減る

下関では「フク(福)」、関西では当たると死ぬ「テッポウ」とも。「てっさ」「てっちり」の由来

3トラフグの釣り方基本は「船のカットウ釣り」

  1. 1落とす仕掛けを底まで沈める
  2. 2底をとるオモリを底から少し上げる
  3. 3待つエサをつつく小さな重みを感じる
  4. 4掛ける竿を素早く上げて掛け針で掛ける
  1. カットウ釣り(船)

    エサをつつくフグを掛け針(カットウ)で引っかける独特の釣り方

    カットウ竿 1.5〜1.8mPE1〜2号オモリは船の指定
  2. 食わせ釣り(船)

    エサを直接食わせる仕掛け。地域の船宿のやり方に従う

  3. タイラバ・ジグの外道

    鋭い歯でルアーや糸を切られることも多い

4釣果が変わる5つのコツ

  1. 猛毒がある

    肝臓・卵巣・皮などにフグ毒(テトロドトキシン)。少量でも命に関わる

  2. 自分でさばかない

    持ち帰っても素人調理は絶対にしない

  3. 免許のある店に任せる

    処理はフグ調理の免許・資格のある店や船宿に頼む

  4. 歯に注意

    噛む力が強く歯が鋭い。指を近づけない

  5. 小さなアタリを逃さない

    エサをつつくだけのことが多い。重みを感じたら即掛け

釣れる時期・時間は地域や年によって変わります。目安として参考にしてください。

トラフグの見分け方

胸びれの後ろに、白く縁どられた大きな黒い点。毒がある

よく似た魚との違い(フグの仲間(すべて毒あり))

  • トラフグ胸びれの後ろに、白く縁どられた大きな黒い点。大型
  • ショウサイフグ黄褐色の背に細かいまだら。尾びれの下のふちが白い
  • コモンフグ背中に白い小さな点と、うすい黒っぽい斑紋
  • ゴマフグ背中にゴマを散らしたような黒い点
  • クサフグ小型で、緑褐色の背中に白い小さな点が散る

黄色の点線の円が、見分けの決め手になる場所です。色や模様は個体や大きさで変わることがあります。

フグの仲間(すべて毒あり)の見分け方をくわしく見る →

トラフグは食べられる?

フグ毒(テトロドトキシン)を持つため、釣ったものを自分でさばいて食べないでください。フグの処理は資格や届出のある専門家に任せます。

トラフグの基本データ

分類
フグ目 フグ科
大きさ
よく釣れるのは30cm前後、45cmを超えると大型
寿命
5〜10年
産卵期
4〜6月
生息場所
沿岸〜沖合の砂泥底
好むエサ
甲殻類、貝類、小魚
地方名・別名
フク(下関)、テッポウ(関西)

寿命・産卵期・大きさは資料による目安で、地域や個体で差があります。

トラフグの豆知識

  • 内臓や皮などに強い毒(テトロドトキシン)を持ち、調理には専門の資格が必要。
  • 白身は非常に美味とされ、薄造りの「てっさ」は高級料理として知られる。
  • フグの中でも最高級とされ、専門料理店では「てっちり」や「唐揚げ」でも人気。
  • 毒の強さは個体や部位によって異なり、素人による調理は法律で禁じられている。
  • 危険を感じると体を大きく膨らませて威嚇する行動をとる。

トラフグのよくある質問

トラフグはいつ釣れますか?
10〜5月に釣れます。最盛期は12〜2月です。関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。
トラフグはどこにいますか?
沿岸〜沖合の砂泥底にいます。キーワードは「砂泥底」と「潮通し」。
トラフグに毒や危険はありますか?
肝臓・卵巣・皮などにフグ毒(テトロドトキシン)を持ち、少量でも命に関わります。フグの処理は資格や届出のある専門家に任せ、釣ったフグを自分でさばいて食べないでください。
トラフグは食べられますか?
フグ毒(テトロドトキシン)を持つため、釣ったものを自分でさばいて食べないでください。フグの処理は資格や届出のある専門家に任せます。
トラフグの地方名は?
フク(下関)、テッポウ(関西)などと呼ばれます。地域によって呼び方が違います。