ハコフグ見分け方と危険性

Ostracion immaculatus

フグ・カワハギの仲間猛毒

ハコフグとは、ハコフグ科に属する魚です。主な生息場所は「沿岸の岩礁・藻場」。大きさは15cm前後で、大きいものは25cmほどになります。

ハコフグのイラスト(特徴を強調した図)

猛毒

皮膚の粘液に毒(パフトキシン)を出します。内臓を食べて重い中毒になった例もあるため、食べないのが安全です。

一般的な情報をもとにした目安で、すべての危険を網羅するものではありません。迷ったら食べない・素手で触らないようにし、詳しくは保健所などの情報を確認してください。 毒・危険のある魚一覧

釣れる時期

釣れる時期6〜11月
最盛期7〜9月

関東〜西日本の沿岸を基準にした一般的な目安です。地域・年・釣り方によって変わります。

7月に釣れる魚8月に釣れる魚9月に釣れる魚

図解で解説:ハコフグの見つけ方と注意点

箱のように四角く硬い体の小さなフグ。見た目はかわいいが、皮膚から毒のある粘液を出し、肝臓などにも毒の注意がある。

1ハコフグはどこにいる?キーワードは「岩場」と「藻場」

堤防 藻場(海藻) 藻場の外側・かけあがり
  1. 岩礁・藻場の浅場

    海藻や岩のまわりをゆっくり泳ぐ

  2. 堤防の足元

    夏は堤防の足元や岸壁でも見かける

  3. 磯の潮だまり

    幼魚が潮だまりで見つかることもある

2よく見かける時期と時間帯

夏 7〜8月よく見かける浅場で見かけることが最も多い時期
初秋 9月まだよく見かける。黄色い幼魚も多い
初夏 6月水温が上がると見かけ始める
秋〜春 10〜5月11月ごろまで。冬は少ない
日中よく見かける昼にゆっくり泳ぐ姿を見かける
朝夕見かけるマヅメ時も足元にいることがある
夜少ない夜は岩陰で休むことが多い
潮見かける泳ぎが遅く潮の影響を受けにくい浅場に多い

箱のような硬い体が名前の由来。長崎県などでは「かとっぽ」とも呼ばれる

3釣れてしまったら基本は「触らない」

  1. 1素手で持たない粘液に触れないよう手袋やタオルで
  2. 2針を外すプライヤーで手早く外す
  3. 3バケツに入れない他の魚と一緒にしないこと
  4. 4海へ戻す持ち帰らず、その場で逃がす
  1. 粘液の毒

    ストレスを受けると皮膚から毒のある粘液を出すとされる

  2. 他の魚が死ぬことも

    同じバケツや生け簀に入れると他の魚が弱る・死ぬことがあるとされる

  3. 触ったら手を洗う

    粘液に触れたら真水でよく洗う。目や口に触れない

4知っておきたい注意点

  1. 食べないのが安全

    肝臓などを食べて重い中毒になった例が報告されている

  2. 自分でさばかない

    郷土料理の地域もあるが、素人調理は避ける

  3. 皮膚の粘液に注意

    毒(パフトキシン)を含む粘液を出すとされる。素手で触らない

  4. ふくらまないフグ

    硬い骨板に覆われ、ほかのフグのようにふくらまない

  5. 幼魚にも注意

    黄色に黒い水玉のかわいい幼魚でも同じく触らない

釣れる時期・時間は地域や年によって変わります。目安として参考にしてください。

ハコフグの見分け方

箱のように四角く硬い体の小さなフグ

黄色の点線の円が、見分けの決め手になる場所です。色や模様は個体や大きさで変わることがあります。

ハコフグは食べられる?

皮膚の粘液に毒を出し、内臓を食べて重い中毒になった例もあります。食べないのが安全です。

ハコフグの基本データ

分類
フグ目 ハコフグ科
大きさ
よく釣れるのは15cm前後、25cmを超えると大型
寿命
5年前後
産卵期
夏
生息場所
沿岸の岩礁・藻場
好むエサ
藻類、小型甲殻類、貝類

寿命・産卵期・大きさは資料による目安で、地域や個体で差があります。

ハコフグの豆知識

  • 硬い骨板が体を箱のように覆っており、他のフグのように体を膨らませることはできない。
  • 幼魚は鮮やかな黄色に黒い水玉模様で、ダイバーや磯遊びの子どもたちにも人気が高い。
  • 内臓に「パフトキシン」という毒を持つため、素人調理は避けたほうがよい。
  • 長崎県などでは「かとっぽ」と呼ばれ、味噌詰め焼きなど郷土料理の食材にもなる。
  • 泳ぎは決して速くなく、ひれを小刻みに動かしてゆっくりと移動する。

ハコフグのよくある質問

ハコフグはどこにいますか?
沿岸の岩礁・藻場にいます。キーワードは「岩場」と「藻場」。
ハコフグに毒や危険はありますか?
皮膚の粘液に毒(パフトキシン)を出します。内臓を食べて重い中毒になった例もあるため、食べないのが安全です。
ハコフグは食べられますか?
皮膚の粘液に毒を出し、内臓を食べて重い中毒になった例もあります。食べないのが安全です。